
テーマ フォント拡張子
状 況 自分で作る(内製)
プレゼン資料や名刺、年賀状づくりなどで「もう少し書体のバリエーションが欲しいな~」と思って、無料フォントや市販フォントをインストールすることってありますよね。
そんなとき、フォントの拡張子(例:ttf、otf)を見て、疑問に思ったことはありませんか?
「TrueTypeとOpenTypeって何が違うの?」
「どれをインストールするのが正解?」
私もそんな一人でして、夜な夜な調べたことを本記事にまとめました。同じような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。
- Officeソフトの使用が中心なら、TrueTypeフォント(拡張子:ttf)を使用するのがお勧め👍
- Illustrator / InDesignなどDTP・デザインでの使用なら、OpenTypeフォント(拡張子:otf)を使用するのがお勧め👍
- Webフォントとして使うなら、Web向けの形式(拡張子:woff / woff2)を選ぶと軽量で扱いやすい
フォントの拡張子って何があるの?
現在、広く普及しているフォント拡張子は、主に以下のとおりです。
- .ttf
- .otf
- .ttc
- .otc
- .dfont
- .eot
- .woff
- .woff2
このうち、普段パソコンでよく目にするのは .ttf と .otf の2つ。
一方で .eot や .woff のように、インターネットの普及とともに登場したWeb向けの形式もあります。
いろいろあるけど、どう違うの?選ぶ基準は?
拡張子の種類が多い理由
拡張子がたくさんあるのには、次のような理由があります。
- 文字をデジタルでどう表現するか?という表現方式による違い
- フォント制作会社の違い
- 機能向上(バージョンアップ)による違い
- 使用用途や対応OS、対応ブラウザによる違い
この記事では深掘りは避けますが、気になる方は、記事最後の参考サイトも確認してみてください🧐
フォント形式ごとの違いまとめ
さて、それぞれの拡張子の違いを見ていきたいところですが、調べたところ、拡張子は同じでも、フォント形式は異なる、というものがありまして…要は、見た目で判断するな!ということです。
フォント形式ごとの特徴を整理してまとめたものが以下です。
| フォント形式 | 主な拡張子 | 主な用途 | 特徴・メリット | 注意点(相性・制約) |
|---|---|---|---|---|
| TrueType | .ttf | PCにインストールして使う(Officeなど) | ・歴史が長く普及率が高い ・対応環境が広い ・無料が多い | ・OpenTypeに比べ機能が少ない ・OS間で互換性に注意 |
| OpenType | .otf(※.ttfの場合も) | PCにインストールして使う(DTP・デザイン含む) | ・文字数や機能が豊富(合字、異体字など) ・Win↔Mac間で扱いやすい | |
| TrueType Collection | .ttc | 複数フォントを1ファイルにまとめて配布 | ・ファイル数を減らせる ・セット(例:字形違い)を管理しやすい | 古い環境や一部ソフトで扱いに差が出ることあり |
| OpenType Collection | .otc | OpenTypeをまとめたコレクション | ・TTCと同じく管理が楽 ・容量面で有利なことも | 対応状況は環境次第(ソフトやOSで差が出る) |
| Mac系フォント | .dfont | macOSのPCにインストールして使う | Macで扱いやすい形式として使われることがある | ・Windowsではそのまま使えない ・変換や代替が必要なことも |
| OpenType-SVG | .otf | デザイン用途/カラーフォント | 絵文字のようなカラー、グラデ、質感表現が可能 | 対応アプリ、環境が限定されやすい(表示できない場合あり) |
| EOT | .eot | Web(主に旧IE向け) | IE向けに作られた埋め込み用形式 | ほぼ旧環境専用(現行ブラウザ中心なら優先度低め) |
| WOFF | .woff | Webフォント | ・多くのブラウザで広く対応 ・Web配信向き | WOFF2より容量が大きくなりがち |
| WOFF2 | .woff2 | Webフォント | ・圧縮率が高く軽い ・表示速度改善に有利 | 旧ブラウザでは非対応の場合あり(フォールバック設計が安心) |
「TrueType Collection」の略称で「フォントのコレクション」と呼んだりします。フォント形式というよりまとめファイルに近いものです。
- 複数のTrueTypeフォントを 1つのファイルにまとめたもの
- 等幅/プロポーショナルなど、似たフォントをセットで収録するのに使われる
- OpenTypeCollectionの「.otc」もあるが、OpenTypeをまとめたものでも「.ttc」が使われる場合がある😅
Webフォントは、Webページ上のテキストを好きなフォントで表示できる仕組みのことです。Webフォントが一般的になる前は、ユーザー側の閲覧環境を考慮して、使えるフォントがかなり限られていました。でも今は、フォントファイルさえ用意できれば、表現の選択肢がぐっと広がります。
なお、WebフォントにはTrueType/OpenTypeを使うことも可能ですが(※ブラウザによって対応は異なります)、Web専用形式を使うと次のようなメリットがあります。
- ファイル容量が小さく、ストレージ節約になる
- 読み込み時間を短縮できる
- 第三者によるダウンロード→デスクトップでの二次利用(再配布)を防ぎやすい
Webフォントへの変換ツールやサービスもあるので、導入自体は意外と手軽ですよ!
目的別!フォント形式選びの基準
| 目的 | まず選ぶなら | 理由 |
|---|---|---|
| Word / Excel / PowerPointで使いたい | TrueType(.ttf) | 古くから広く使われている形式で、対応している環境やソフトが多く、トラブルが起きにくい。まずは安心して使える選択肢! |
| Illustrator / InDesignなどDTP・デザイン中心 | OpenType(.otf) | 文字の表現や機能(字形の切り替え、合字など)が充実していることが多く、デザイン制作向けの形式! |
| Webサイトで使いたい | Webフォント(.woff2 +保険として.woff) | Web表示のために軽量化・圧縮された形式で、読み込みが速くなりやすいのが特徴。WOFF2が使えない環境に備えてWOFFも用意すると、より幅広くカバー可能! |
免責・参考リンク・ご意見箱
免責事項
- 当記事は、フォントの拡張子・形式に関する一般的な情報を、できる限り正確にまとめたものですが、その正確性・完全性・最新性を保証するものではありません。フォントのインストールにあたっては、フォントの仕様や最新の対応状況(OS/ソフト/ブラウザ等)をご確認ください。
参考リンク
TrueTypeフォント、OpenTypeフォントの解説やフォントの歴史など
カラーフォントの例や各ブラウザの対応状況を確認したい方はこちらもどうぞ(英語)
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