
テーマ OSSライセンス(CCライセンス)
状 況 自分で作る(内製)| 外注後(修正・検収)
「CC BY 4.0」等という表記やマーク、見かけたことありませんか?
これは「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(通称:CCライセンス)」の表示なのですが、各マークの意味を忘れてしまい毎回調べ直すたび疲れてしまうので、忙しい現場で迷わないように、この記事に利用条件やクレジット表記方法をまとめます。
- CCライセンスは、作者が作品の利用条件をマークで示したもの📜
- 作品の受け手側は、マークで示された利用条件の範囲内であれば、作者にわざわざ許可を取ることなく作品を利用できる🙌
- どのCCライセンスであっても、基本はクレジット表記が必要とされている⚠️
そもそも「CCライセンス」とは?
日本語版の整備を行っている、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンによると、「CCライセンス」について以下の説明がされています。
CCライセンスとはインターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使って構いません。」という意思表示をするためのツールです。
CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布やリミックスなどをすることができます。
受け手側も、長い利用規約を読まなくてもCCライセンスのマーク(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス・ボタン)を見れば、条件がすぐ分かるというのは、忙しい制作現場ですごく助かりますね☺️
知っておくべき4つのマーク(BY / NC / ND / SA)
CCライセンスは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス・ボタンと呼ばれる4つのマーク(BY / NC / ND / SA)の組み合わせで、全6通りあります。
各マークの意味を知ることが、CCライセンス活用への第一歩!
一つずつ押さえていきましょう。
① BY(表示)
「クレジット表記をしてね」という条件です。
作品を創作した人(著作者)の氏名や作品のタイトルなど、作品に関する情報を表示しなくてはならないことを表します。
※出典:FAQ よくある質問と回答 © クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CC BY 4.0)
現場で一番多いミスがここで、CCライセンスの表示があるのにクレジット無しで使われている成果物を私は何度も見てきました😅
CCライセンスは、作者の好意で成り立っている仕組み。
だからこそ、条件を守ってお互い気持ちよく使いたいものです🥲
② NC(非営利)
「営利目的(商用)で使わないでね」という条件です。
営利目的で利用してはならないことを表します。(営利目的で利用したい場合には、作品の権利者にコンタクトして別途許諾を得る必要があります。営利目的で許諾を得た場合は、本アイコンを付ける必要はありません。)
※出典:FAQ よくある質問と回答 © クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CC BY 4.0)
③ ND(改変禁止)
「加工しないで、そのまま使ってね」という条件です。
作品を改変しないことを表します。(その作品の全部または一部をそのまま利用することを言います。)
※出典:FAQ よくある質問と回答 © クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CC BY 4.0)
トリミング(切り抜き)や反転も改変に当たりますので、ご注意ください⚠️
どうしても加工したい場合は、著作者からの許可を得てくださいね。
④ SA(継承)
「改変して新しい作品を作るのはOK。ただし、新しい作品にも同じライセンスを付けて公開してね」という条件です。
作品を改変することは自由ですが、もしも作品を改変して新しい作品を作った場合には、その新しい作品にも元の作品と同じライセンスを付けることを表します。例えば、あなたが「表示」と「継承」のアイコンが付いた作品を改変して新しい作品をつくった場合、その作品は必ず「表示」と「継承」のライセンスのアイコンを付ける必要があります。
※出典:FAQ よくある質問と回答 © クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CC BY 4.0)
6通りのCCライセンス
CCライセンスは、4つのマークの組み合わせで、6通りあると説明しました。
条件がゆるやかなライセンスを上から順にまとめると、以下の通りです。
| CCライセンス | ざっくり利用条件 | 許可されていること |
|---|---|---|
| CC BY | 表示(クレジット表記)さえすればOK | 改変、商用利用、再配布 |
| CC BY-SA | 表示 + 継承(同じライセンスで公開) | 改変、商用利用、再配布 |
| CC BY-ND | 表示 + 改変禁止 | 商用利用、再配布 |
| CC BY-NC | 表示 + 非営利(商用禁止) | 改変、再配布 |
| CC BY-NC-SA | 表示 + 非営利 + 継承 | 改変、再配布 |
| CC BY-NC-ND | 表示 + 非営利 + 改変禁止 | 再配布 |
注意していただきたいのが、1番ゆるいルール(CC BY)であっても、最低でもクレジット表記は必要ということ。
CCライセンスは、クレジット表記が必要なライセンスであることは覚えておいてください⚠️
クレジットの書き方・記載内容
基本の書き方
クレジット表記する際は、わかる範囲で以下の情報を記載しましょう。
- 作者名
- 作品タイトル
- 公開年(わかる場合)
- 作品のURL/リンク(Web上で公開されている作品の場合)
- 改変した場合には、改変したことを示す
- 現作のクレジット / ライセンス情報のURL/リンク(原作があり、わかる場合)
- 元の作品についているライセンスのURI(コモンズ証と呼ばれる利用条件が書かれたページのURL)
クレジット表記例
出典:作品タイトル © 2026 作者名 (CC BY 4.0)
作者からクレジット表記法の指定がある場合
作者または作品提供サイトによっては、クレジット表記方法が指定されている場合があります。その場合は、その内容に従って表記しましょう⚠️
例えば、こちらのサイト「FIND/47」に掲載されている写真はCCライセンスなのですが、写真を利用する際のクレジット表記について細かく指定されています。
このように具体的な指示があると、迷わなくて使いやすいですね😊
CC0(いかなる権利も保有しない)という仕組みもある
上記で紹介した4つのマークとは別に、CC0(いかなる権利も保有しない)というパブリック・ドメインに近い仕組みもあります。
CC0 とは、科学者や教育関係者、アーティスト、その他の著作権保護コンテンツの作者・所有者が、著作権による利益を放棄し、作品を完全にパブリック・ドメインに置くことを可能にするものです。CC0によって、他の人たちは、著作権による制限を受けないで、自由に、作品に機能を追加し、拡張し、再利用することができるようになります。
CC ライセンスが、権利所有者に著作権を残しながら、再利用の許可を選択できるものであったのに対して、CC0は別の新たな選択肢を提供します。作品の作者に自動的に付与されてきた著作権やその他の占有権を放棄するという選択肢です。他のCCライセンスと異なり、「いかなる権利も保有しない」という選択肢を与えるものです。
※出典:CC0について ― “いかなる権利も保有しない” © クリエイティブ・コモンズ・ジャパン (CC BY 4.0)
日本の著作権法では無方式主義を取っていますので、作者の意思に関わらず作品を創作した時点で自動的に著作権が生まれます。そして、著作権の保護期間が過ぎなければ著作権は消滅しません(=パブリックドメインにならない)。
著作権を簡単には手放すことができない。それでも「著作権放棄の意思表示はしたい。」
そんな人のためにあるのが、CC0の仕組みです。
CC0で公開されている作品の利用条件
CC0の作品は、基本的に利用条件はありません🙌
- 個人/商用を問わず利用OK
- クレジット表記も不要(ただし書くのはもちろんOK)
- 加工・再配布もOK
ただし、著作権放棄されているからといって作者の人格を否定するような使い方は止めましょう。創作物の恩恵に感謝し、配慮ある使い方を!☺️
▼ CC0で公開されている写真素材サイト

CC0の注意点
CC0の作品を利用したい / 自分の作品に表示したいという人は、以下の点にご注意ください。
- 「やっぱりCC0で公開するのを止めたい」はできない
- 完全に著作権を放棄できると保証するわけではない(国ごとに著作権法やその他の制度に差があるため)
- 商標権 / 特許権が含まれている作品の場合、それらの権利に影響は与えない(CC0を表示しただけでは商標権 / 特許権は放棄されない)
免責・参考リンク・ご意見箱
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別案件の最終判断は、権利者への確認または専門家にご相談ください。
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