最近スマホやテレビの文字が見えにくくて、文字サイズを大きめに設定しました…。
みなさんも、文字が見えにくい、あるいは、「文字が小さすぎて読めないんだけど!」と苦情を言われた経験はありませんか?
調べてみたところ、年齢別の最小可読文字サイズ(フォントサイズ)というものがありましたので、ご紹介したいと思います。
読者の年齢層に合わせた文字サイズを心がけよう
前提条件:サイズ以前に、これだけは気を付けよう!
まず、見やすくするために文字の大きさ以前に、配慮してほしい前提条件があります。
背景との明度差(コントラスト)を高くしよう!
文字として認識しやすくするために、背景と文字色の明度の差(コントラスト)を高くすることを心がけてください!
明度の差は、大きければ大きいほどGood!
背景にさまざまな色が含まれている場合は、背景と文字の間に白を敷く、あるいは文字にフチをつけるなどすると、明度差がついて視認性がアップします。
読みやすいフォントを使おう!
①のような、あまりに装飾性の高いフォント(書体)を使うと、見た目はおしゃれかもしれませんが、読みづらい場合があります。
②のように、文字を歪ませたものも本文向きではありません。
③,④のように、あまりに細すぎる、あるいは太すぎるフォントも、タイトルや見出しなどの短い文言なら向いていますが、長文に使うと目が疲れやすいため向いていません…😭
このようなフォントは、本文のような読ませる用途ではなく、ロゴや装飾などの見せる用途として使いましょう!
どんなフォントが良いか迷ったら、タイトル(見出し)には「ゴシック体」を、本文のような長文には「明朝体」を使うのが無難です。(⑤参照)
▽ 読みやすさ重視のデザインなら「UDフォント」も検討してみてください
UDフォントとは?何が違う?おすすめ無料UDフォントもご紹介!
年齢別の最小可読文字サイズ一覧
表に年齢別の最小可読文字サイズを表にまとめました。
ポイント(pt)⇔級数(Q)の換算は、正確にやると細かくなっちゃうので、なるべく整数値で表記しました。
また、あくまで年齢のみでの分け方なので、個人差もあると思います。見る距離や明るさによっても読みやすさは大きく変わるので、年齢だけでなく、媒体や見る環境のことも考慮しておきましょう!
年齢 | ポイント(pt) | 級(Q) |
---|---|---|
6歳以下 | 16 | 24 |
7~8歳 (小学1~2年生) | 12 | 16 |
9~10歳 (小学3~4年生) | 10 | 14 |
11~12歳 (小学5~6年生) | 9 | 13 |
13歳以上 (中学生以上) | 8 | 12 |
20代 | 8 | 12 |
30代 | 9 | 12.5 |
40代 | 10 | 14 |
50代 | 12 | 17 |
60代 | 14 | 20 |
70代 | 16 | 22.5 |
80代 | 19 | 27 |
意外にも、大きい文字サイズは高齢者だけでなく、小さな子供にも求められていることがわかりますね!
さいごに
文字サイズの推奨値は、チラシなんかを作る時に、「この値よりは大きな文字サイズにしよう!」と1つの指標になってくれるので知っておくと便利ですよ😊
▽ 印刷物を作る時に使える「文字サイズ見本」もぜひ合わせて使ってみてください!
参考サイト
参考 1-1-02. 高齢者を含む場合の最小文字サイズUnix Design Office Inc.
この記事で使用した素材
- アイキャッチ画像:Photo by David Travis on Unsplash
- 説明図:
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