
テーマ 印刷デザイン(パンフレット・リーフレット・ブックレット)
状 況 自分で作る(内製)| 外注する(発注前)
最近リーフレットの作成をしていたのですが、お恥ずかしながら
「リーフレットとパンフレットって何が違うんだっけ?知らないとデザイナー失格では😰」
と思い、調べる機会がありました💦
私だけでなく、他にも混同している人いますよね…?
似たような名前のブックレットというものもありますので、リーフレット・パンフレット・ブックレットの意味とその違い、使い分けを、備忘録もかねて記事にまとめました。
ここで一緒に、すっきり整理していきましょう☺️
- パンフレット = 複数ページの薄い冊子📖
- リーフレット = 折り畳んだ1枚もの🍃
- ブックレット= 本の形態の小冊子📘
- カタログ = 商品や図書などの目録
📖パンフレットとは?

語源
パンフレットは英語の【pamphlet】が由来。略して「パンフ」と呼ばれることもありますね。
そして、パンフレット/リーフレット/ブックレットに共通する “let” は「小さい」という意味。
ちなみに“pamph”の由来は、12世紀に人気だったラテン語の詩「Pamphilus seu De Amore」の「Pamphilus(パンフィルス)」にあるそうです。この詩の薄い本が、各地で多く出回ったことから、小冊子=パンフレットと呼ばれるようになったとのこと。語源を知って、ちょっと物知りになった気分🙂
小学館の日本大百科全書(ニッポニカ)によると、パンフレットの最初は1601年、当時イギリス最大の商業組合のつくった『商業論』といわれているそう。16世紀の宗教改革の時代に、啓蒙のために盛んに出版され、その後は特に、政治パンフレットが盛んにつくられたそうです。新聞、雑誌も、もともとはパンフレットの形態から発展したものなんだそうです💡
特徴

辞書で調べると「仮綴じの薄い冊子」と出てきます。実務的にはこんなイメージです。
- 複数ページ(表紙を除いて 5〜48ページ が目安)
- 紙を折って重ね、針金でホチキス止め(中綴じ) の簡易製本が多い
ページ数については、49ページ以上になると「図書」扱いになるとユネスコの文献定義に記載されています。
大きさについてはA5、A6、B5のような小型のものが多いですが、B4、A4や変型のものもあります。
用途
- 会社案内 / 学校案内
- 施設の利用案内
- 家電量販店にあるような製品カタログ、マニュアル
- ゴミ出しや防災などのハンドブック など
「しっかり情報を載せたい。でも本ほどの分量はいらない。配布物だからコストも抑えたい。」
そんなときに頼れる存在です。
ただしページが増えるほど重くてかさばるので、相手の興味が薄い場面だと手に取られにくい…という現実もあります🥲
カタログの由来は、ギリシア語のカタロゴス(登録する)だそうで、それが英語の【catalog/catalogue】となり、日本では終戦直後まで当て字で「型録」と書いていたそうです。
意味は商品や図書などの「目録」のことで、商品の価格と説明が記載されており、電話や注文用紙で注文できるようになっているものが多いです。
パンフレット / リーフレットは「印刷物自体」を示すことが多いのに対して、カタログはその「掲載内容」を示していると覚えるとわかりやすいです💡
🍃リーフレットとは?


リーフレットは、「ミニパンフレット」や「折りたたみパンフレット」と呼ばれることもあり、混乱してしまいますね💦
語源
英語の【leaflet】(小さい葉っぱ)が由来。
二つ折りされた1枚の小型の印刷物を、広げた状態を想像してみると、たしかに葉っぱ感🍃あるかも…?
特徴
語源にも書いてある通り、リーフレットは、折りたたんである1枚刷りの小型の印刷物を意味します。
- 一枚刷りの印刷物
- 折りたたんである
紙にはある程度厚く強度があるものが使われるため、チラシのようにぐしゃっと折れ曲がったり破れたりしにくく、扱いやすいのが嬉しい特長です☺️
折り方

- 二つ折り(中央で折る)
- 巻三つ折り(一面を内側に折る)
- Z折り(3等分にして山折りと谷折りを交互に折り込む)
- 観音開き折り(4等分にして両端を中央で合わせるように折る) など
折る回数や折り方が複雑になるほど製造コストは高くなります⚠️
郵送する際はコンパクトなほど送料が安く済むため、配布方法も考慮した折り方の検討が必要です。
用途
- 会場案内やマップ
- 催し物のプログラム
- 新製品や新サービスの紹介
- 店舗や施設の紹介 など
リーフレットは1枚刷りなので、パンフレットと比較すると記載できる情報量が少ないものの、軽くてコンパクトなのでカバンに入りやすいのがメリット。
また、コストを抑えられるので気軽にたくさん配布できます。
「たくさん配って、たくさんの人に手に取ってもらいたい」場面で選ぶと良いでしょう👍
📘ブックレットとは?

語源
英語の【booklet】が由来で、小さい本という意味。そのままで覚えやすいですね。
特徴
辞書だと「小冊子」「パンフレット」と出てくるのですが、実際は少しニュアンスが違うことが多いです。
- 製本されていて、本に近い見た目
表紙や見返し、とびらがあることも - パンフレットより小さめ
- パンフレットより厚めでしっかり
ただしページ数はパンフレットの方が多いことも
「手に取ったときのきちんと感」が出やすい印象です💡
用途

- CD / DVDの歌詞カードや写真集
- ゲームの取扱説明書・解説書
- 絵本
- フォトブック など
パンフレットの同義語として使われることもある一方で、何かの商品に付属していたり、無料ではなくて販売されていることが多いようです。
内容も、パンフレットのように広告や商品案内ではなく、読み物や娯楽的な目的で使われることが多いです。
たしかに、ブックレットは何か大切に長く持っておきたいような特別な印象を受けます✨
どれで作成するか、迷ったときの選び方
それぞれの違い、何となく理解していただけたでしょうか?
どの形態を選ぶか迷った際は、私はいつも下記の観点で判断しています。
- 予算
ページ数や加工が増えるほど費用は上がりやすい - 相手の興味度合い
興味が薄い・初見の相手には、軽くて手に取りやすい形が有利
そして、今回紹介したように、日本語ではこのような違いがありますが、欧米ではすべてまとめて、brochure(ブローシュア)と呼ぶことが多いそうです。
日本では、なぜこのように違う名前で呼ぶようになったのでしょうね?😂
印刷会社によっては、パンフレットとリーフレットを同じものとして扱ったり、ご紹介した内容と意味が異なっている場合があります。ご注文される際は、必ず形態を確認するようにしてください⚠️
免責・参考リンク・ご意見箱
免責事項
- 呼び方や分類は、業界・印刷会社・地域・社内ルールによって異なる場合があります。実際の発注時は、各社の仕様定義や見積条件をご確認ください
参考リンク
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