
テーマ ワードクラウド(Word Cloud)
状 況 自分で作る(内製)
資料作成の際、都道府県ごとの数量の違いを図示した棒グラフを作成することがよくあるのですが、47もの都道府県名を横軸に並べると文字サイズを小さくせざるを得ないため、都道府県名が読み辛くなってしまうことに悩んでいました💦
そんな時、とあるセミナー参加時に『ワードクラウド』という表現手法を発見!
このような大量データをわかりやすく可視化したい場合に最適で、かつ無料で簡単に作成できるWebツールがあると知りましたので、本記事に『ワードクラウド』を資料作成の場で迷わず活用するためのガイドをまとめたいと思います。
- あああ
ワードクラウドとは?
どんなものか?
『ワードクラウド(Word Cloud)』とは、テキストデータ中の「頻出度」や「重み付け条件」をもとに、単語サイズを変えて可視化する手法のことです。
下記画像のように大小さまざまな文字サイズの単語が集合し、まるで雲のように見えることから、そう呼ばれています。

ワードクラウド形式で図示するメリット
❶ 単語のサイズ差によって瞬時に特徴が伝わる
例えば、都道府県の面積の違いをワードクラウドで表現したとします。
すると、
「北海道だけ異次元の大きさ」
「面積が広いのは東北・中部が多い」
「首都圏は面積が小さい」
といった特徴を瞬時に理解できます。
❷ グラフよりも省スペースで表現できる
筆者はワードクラウドを、単にデータをわかりやすく視覚化して伝える目的で資料作成に使うことが多くあります。
例えば、「どの地域の利用者が多いか図で表現したい」、「どのジャンルの利用数が多いか図で表現したい」といった場面です。
通常は、量の違いを視覚化したい場合には棒グラフや円グラフを使うことが多いのですが、10種類以上の項目を棒グラフに描き起こすと、「軸ラベルの文字サイズを小さくしなければスペースに収まらない」、「棒グラフが横に長くなってしまう」といった問題が出てきます…。

そんな場合にワードクラウドを活用すると、下記のようにスッキリ省スペースで表現でき、しかも直観的で見やすい図となります。

何に活用できるか?
ワードクラウドでの図示が向いているのは、データ全体の印象・偏り・特徴を瞬時に可視化して理解させることが目的の場合です。
一方で、ワードクラウドは単語の大小で数値を表すため、数値データの正確な比較には向いていません。その場合には、グラフや表形式が適しています。
例えば、ワードクラウドは以下のようなデータ・場面で活用できます。
- 大量データの分析・可視化
- アンケートやインタビューの自由回答
- SNSのコメント・タグ
- 都道府県やカテゴリ・ジャンルなど項目数の多い数値データ
- セミナーやワークショップでのアイスブレイク
私が初めてワードクラウドを目にしたきっかけは、オンラインセミナー冒頭でのアイスブレイクでした!
セミナーに期待することを募り、回答の集計結果をその場でワードクラウドにして見せてもらえたのですが、参加者全体の傾向に共感したり、少数の意外な着眼点を知ることができました。
主催者にとっては、参加者の皆で盛り上がり場を温めるきっかけ作りができますし、セミナーでどの部分を重点的に説明するか、割愛するかの判断材料を得られるので、セミナーの満足度を高めることにも役立ちます。
【無料&簡単】ワードクラウドが作成できるWebサービス 3選
AIテキストマイニング by ユーザーローカル


サービス概要
「テキストマイニング(text mining)」とは、大量のテキストデータから役立つ情報を見つけ出す分析手法のことで、市場調査の結果を分析して顧客ニーズを把握したり、顧客心理を分析することで未来のトレンドを予想する等の用途で活用されています。
こちらのWebサービスでは、テキストフォームやファイルアップロード画面などからデータをインプットするだけで、テキストマイニングの解析結果を「ワードクラウド」形式で可視化することができます。
| 利用料金 | 無料 |
|---|---|
| 会員登録 | 不要(会員登録すると便利機能が利用可能) |
| 文字色の変更 | |
| 背景色の変更 | |
| フォントの変更 | |
| 形状の変更 | |
| 単語の頻出順を表で確認 |
おすすめポイント
こちらで生成できるワードクラウドの特長として、単語の色が品詞別に色分けされているため、品詞の観点での分析がしやすいという点があります。

- 青:名詞
- 赤:動詞
- 緑:形容詞・形容動詞
- 灰色:感動詞
もう1つのおすすめ理由は、文字色や背景色、フォントの種類を変えられるカスタマイズ性です。カスタマイズしたい場合、大容量版テキストマイニングを使う必要がありますが、こちらも無料で利用できます。
ワードクラウドの作成だけでなく、データ解析をするのに役立つ機能も豊富です。
大容量版ではない方(高性能版AIテキストマイニング)のサービスにある「1つの文書を解析」というモードを使うと、単語の頻出順を表で確認できたり、共起キーワード、2次元マップ、係り受け解析など様々な視点からテキストデータを解析できます。
その他にも、以下のような言語データを分析するのに役立つWebサービスが無償提供されています。
- 感情認識
- 自動要約
- 未来予測AI
Shulex Word Cloud

サービス概要
こちらは海外のShulex社が提供するサービスですが、日本語にも対応しており、無料にもかかわらず満足度の高いサービスなのでピックアップしました!
Shulex社は、AIを活用したVOC(お客様の声)分析/可視化ツールを提供しているアメリカの会社。こちらのワードクラウドジェネレーターにもAIが活用されており、「ChatGPTを使用した最初の無料ワードクラウドジェネレーター」なのだそう。
| 利用料金 | 無料 |
|---|---|
| 会員登録 | 不要 |
| 文字色の変更 | |
| 背景色の変更 | |
| フォントの変更 | |
| 形状の変更 | |
| 単語の頻出順を表で確認 |
おすすめポイント
こちらは前述したユーザーローカルさんのツールと同様に、色や形・フォント変更などカスタマイズできるのはもちろん、ワードクラウド出力結果の下に一覧表が表示され、頻出単語を数値でも素早く確認できる点が便利です。

ただし海外製のため、直観的な操作性に関してはやや難しさを感じました。
例えば、画像をダウンロードする際は右にある黒い「輸出」ボタンをクリックします。
(ダウンロードの和訳だと思われます😅)
ファンブライト@ラボ

サービス概要
こちらのワードクラウド生成ツールは、カスタマイズ性は前述したサービスと比較して劣りますが、個人的に一番使用しているお気に入りのサービス。
利用データ別に、Webページ・テキスト・リストの3種類の生成パターンから選び、ワードクラウドを生成することができます。
| 利用料金 | 無料 |
|---|---|
| 会員登録 | 不要 |
| 文字色の変更 | カラーorグレーを選択可能 |
| 背景色の変更 | |
| フォントの変更 | |
| 形状の変更 | サイズ変更は可能 |
| 単語の頻出順を表で確認 |
おすすめポイント
こちらの「リスト」方式がおすすめでして、通常、膨大なテキストデータを基にワードクラウドを生成しますが、「ファンブライト@ラボ」で利用できる「リスト」方式は、言葉とそれに紐づく数を基にワードクラウドを生成するという、ありそうで無かった方式なんです。
例えば、都道府県別の面積をワードクラウドで表現したい場合に活用できます。

ワードクラウド生成サービスを利用する上での注意点⚠️
上記サービスは、Webサイト上で無料でワードクラウドを作成できる大変手軽で便利なサービス。
その一方で、Webサービスである特性上、入力したテキストデータは外部サーバへ送受信されますので、機密情報漏洩のリスクも無きにしもあらず😰
例えば、上記で紹介したShulex社のワードクラウドは、ChatGPTを利用しているそうなので、入力したテキストデータが勝手にAI学習に利用される可能性も疑ったほうが良いです。
そのためワードクラウド作成時に入力するデータは、メールアドレスや個人名などの個人情報、社内機密情報などは絶対に含めないこと!
大事なデータを使いたい場合は、ビジネス用途を想定した有料版を契約して使いましょう。
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免責事項
- 本記事は一般的な情報提供であり、法的助言ではありません。個別案件の最終判断は、専門家にご相談ください。
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参考リンク
Apache License, Version 2.0のライセンス条文
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