今回は、『デザイナーのための著作権ガイド』という本をご紹介します。
どんな人に向いている本?
著作権については全くの初心者!という人
Q&A形式で、著作権違反になること、ならないことをかいつまんで知りたい!という人
「著作権とは?」といった定義や判例、違反となる理由まで詳しくしっかり学びたい!という人
この本を読む前に悩んでいたこと
私が以前、ロゴのデザインをしていた際に、フォントの著作権のことや、もし意図せず似たようなロゴマークのパクリのようになってしまったらどうしよう、などと不安に思ったことが何度かありました。
しかしながら、身近に詳しい人はいませんでしたし、専門家に問い合わせるにも誰が良いのか分かりません。法律のことを調べても、はたしてこの解釈で合っているのか、自信がありませんでした。
そんなこんなで、なかなか解決できずに悩んでおり、不安に思いながらデザインをしていました。
この本の購入に至った決め手
そんな時に見つけたのが、この本『デザイナーのための著作権ガイド』でした。
書籍の中ではなかなか良いお値段なので、最初は買うのを後回しにしていたのですが、デザインを仕事にしている者として、著作権への理解は必須だと思い、ちょうどこの本はデザイナーを対象にした本ということもあり、これは仕事への投資だ!と判断して購入しました。
知らずに何かやらかしたら、その一度きりで、これまで積み上げてきた信用をすべて失ってしまいかねませんからね・・・!😭
読んでどうだった?
私にとって、ためになったこと
結論としては、本の内容まるごと、ためになりました!
気になったら都度、辞書のように自分の疑問に当てはまる項目を探して確認しています。
この本の第2章「著作権 Q&A」では、次の項目に関する56もの疑問がQ&A形式、例となるデザイン画像付きで解説されています。
- イラスト・図版
- 写真・画像
- 建造物・屋外の作品
- タイトル・コピー
- デザイン、レイアウト
この本だけですべての疑問が解決できるとまではいきませんが、デザイナーの仕事で出くわす疑問はほとんど網羅されていて、私のこれまで抱えていた疑問に答えてくれる本でした☺
基本的な著作権とは?の説明や、違反となる理由、判例も載っていて、見やすく分かりやすいので難しいと思っていた法律の理解も深まりました。
巻末資料にある契約書のサンプルも、非常に参考になりました。
私にとって、ためにならなかったこと
ためにならなかったことはありません。
しいて言えば、大きくて分厚い本なので持ち運びには適さないことと、法律の改正があると内容が古くなってしまうことくらいです。
実際に、私が購入したのは2018年なので、巻末資料の内容が古くなっていましたが、最新の内容が発行元の「パイ インターナショナル」のサイトにてPDFで配布されているので、今のところ特に支障はありません。
さいごに
私のように著作権について悩んだ経験がある方は、手元に置いておけばきっと役に立つはずです。
ぜひ参考になさってみてください😊
この記事で使用した素材
- 記事中の挿絵:unDraw
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