
テーマ フォント(ユニバーサルデザインフォント)
状 況 自分で作る(内製)
UDフォントをご存知ですか?
私自身、知ってはいたのですが
「読みやすければ他の書体でも十分じゃない?」と思いつつも、気になって調べてみたところ、UDフォントが必要とされる理由が、想像以上にちゃんとありました!
この記事では、UDフォントの特徴と必要性をやさしく解説しつつ、MORISAWA BIZ+などの無料で使えるおすすめUDフォントもあわせてご紹介します。
- UDフォントは、年齢やハンディキャップ・環境による見え方の違いに関わらず、多くの人に読みやすいよう工夫された書体👨👩👧👦
- 英数字や記号(0/O、1/I など)など似ている文字を見分けやすくして読み間違い・見落としを減らすことができる👀
- 無料で試すなら、モリサワの「MORISAWA BIZ+(無償版)」が便利✨
Google FontsやAdobe FontsでもUDフォントが使える
UDフォントってなんぞや?
UDとは?

「ユニバーサルデザイン」という言葉は、知っている人も多いはずです。
UDフォント(UD書体)は、ユニバーサルデザインに対応していて、年齢や文化、身体的な特性などに関わらず、できるだけ多くの人が読みやすいように工夫されたフォントなんです。
フォント名に「UD」と付いているものは、この考え方に沿って設計されている場合が多いです。
UDフォントは必要?読みやすいフォントなら他にもありますが…
たしかに、ゴシック体など「読みやすい」と言われるフォントはたくさんあります。
でも、読む人の状態や読む場面が変わると、話が変わってくるんですよね…。
たとえば、こんな困りごとが起きやすいです。
パッと見て、3と8の区別がつきにくいから仕事がはかどらないんだけど?!ミスも増えるし、何とかならないの?
印刷したら文字が潰れて読みにくくなっちゃったよ!もうすぐ会議なのに…!全部印刷し直さないと…(トホホ)
視力が低くて遠くの文字や小さな文字が読みにくいんだよね。濁音と半濁音の見分けもつかないよ。読みにくいせいで勉強が嫌いになりそう…
上記に挙げた以外にも、乱視や弱視、読み書き障がい(ディスレクシア)、老眼、白内障によって見えにくいという人もいます。
「自分には普通に見える」
でも、
「別の人には同じように見えていない」ことがある。
UDフォントは、そういう見え方の差を少しでも埋めるために作られたものなんです。
2006年に初のUDフォント「イワタUDフォント」が登場。その後も各フォントメーカーからUDフォントが次々と開発され、現在では道路標識や交通機関の時刻表、家電製品、教科書など、日常のさまざまな場面で読みやすい表示を支えています✨
実際にUDフォントへ切り替えた自治体では、文字の読みにくさに関する苦情がゼロになったという報告もあるそうですよ😳
UDフォントは、誰にでも読みやすいように作られているのは間違いないのですが、完璧ではありません⚠️
人によっては『UDフォント』を苦手に感じる、他の書体の方がどちらかというと読みやすい、というケースがあるということも同時に知っておきましょう。そして、UDフォントだけに頼るのではなく、文字サイズや太さ、背景色とのコントラスト比にも配慮するなど、複数の観点から総合的に読みやすさを整えましょう。
普通のフォントと何が違う?
UDフォントには、細部に読み間違いを減らす工夫が施されています。
特にわかりやすいのは、英数字や記号。
メールアドレスやID、電話番号などを見たときに「これって0?O?」「1?I?」と迷った経験はありませんか?
UDフォントは、そうした似た形の文字が、より見分けやすくなるようデザインされています。
英数字だけでなく、ひらがな・カタカナ・漢字まで含めて、読みやすさに配慮されているのが特徴です。


英数字以外にも、ひらがな、カタカナ、漢字まで、すべてにおいて読みやすくなる工夫がされています。
フォントメーカーによって書体が異なるので、詳しい違いについては、各フォントメーカーのサイトで確かめてみてください!
さぁ!UDフォントを使おう!
どこで使えばいい?
UDフォントの良さが活きるのは、不特定多数の利用者が想定される公共の場です。たとえば…
- 町内会の掲示ポスター、回覧板
- 自治体の配布資料やWebサイト
- 学校のおたより、配布プリント
- 介護施設やリハビリ施設など、利用者さんが目にする案内
- 広い会場で投影するプレゼンスライド
- 選挙ポスターなど、遠目でも読ませたいもの
- Office(Word / Excel / PowerPoint)のフォントをUDに変える
「読みやすさ」は誤読の防止だけでなく、信頼性にもつながります😊
フォント選びで迷った際は、ぜひとも活用を視野に入れてみてください。
無料のUDフォントを使いたい!
UDフォントって、購入するとそれなりにお値段がすることも多くて、ちょっとハードルを感じますよね…。
そんな中でありがたいのが、モリサワ社の 「MORISAWA BIZ+」(無償提供あり)です。
このフォントは、Microsoft Office製品で使われることを想定して作られているため、一般的な書類作成と相性が良く、まさに初めてのUDフォントとしてピッタリです🙌
MORISAWA BIZ+無償版の概要


| 使用料 | 無料(フォントのアップデートも無料) |
| 商用利用 | 可能(もちろん私的な利用もOK) |
| 使用可能期間 | 無期限 |
| 使用可能フォント | ・BIZ UDゴシック(Regular,Bold) ・BIZ UD明朝(Medium) |
| 対応OS | Windows/Mac |
| 必要なもの | 会員登録 |
WindowsのPCをお使いの場合、すでにそのPCに「MORISAWA BIZ+」で無償提供されているフォント「BIZ UDフォント」が入っているかもしれません!
なぜかというと、「Windows 10 October 2018 Update」でWindowsの標準フォントとして仲間入りしたためです。アップデートが適用されていれば、インストール不要で使えます。ぜひ確かめてみてください😊
無料フォントサービスのGoogle Fontsでも、UDフォントの提供が始まっています😊
有料でもいいからUDフォントを使いたい!
「仕事でしっかり使うから、有料でも選びたい」という方は、次のような選択肢もあります。
- MORISAWA BIZ+ (有料版)
- Adobe Fonts(Adobe Creative Cloudの付属サービス)の各種UDフォント
- イワタUDフォント
- フォントワークスUDフォント
- ヒラギノUDフォント
- タイプバンクユニバーサルデザイン書体シリーズ
- モトヤUD対応フォント
比較するときは、価格だけでなく「書体数」「ウェイトの豊富さ」「単品かパッケージか」なども見ておくと、選びやすくなります。
私の場合は、お値段的にフォントの単品購入は無理でしたので、MORISAWA BIZ+と併せてAdobe FontsのUDフォントを仕事でフル活用しています!
Adobe Creative Cloudを既に利用中の人は、Adobe FontsのUDフォントも見てみると選択肢が広がりますよ。


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