前回は、ストックフォトサービスのライセンス形式の1種である「ロイヤリティフリー（RF）」について解説しました！
ロイヤリティフリー(RF)とは？素材は無料？著作権フリー？Q&A形式で解説！
そこで今回は、ロイヤリティフリーとセットで覚えておきたい「ライツマネージド（RM）」の意味について取り上げていきますよ。
- 競合他社と素材が被りたくない！
- 素材の使用履歴が見れたらいいのになぁ
- 素材の独占利用ってできないの？
こんな人は、ぜひ読んでみてください👀
まずは「ライツ」「マネージド」の意味を知っておこう
ライツマネージドは、ロイヤリティフリーと同様に、ストックフォトサービスのライセンス形式の1つで、かつては主流の形式でした。
Rights Managedの略称をとって「RM」と表記されることもあります。
ライツの意味は、この場合「権利」のことですね。
マネージドは、マネージャー職をイメージすると分かりやすいと思いますが、「管理する」という意味でとらえておいてください。
それではこれらを踏まえて、Q&Aいってみましょう！
▽ ストックフォトとは？という方は、下記の記事が参考になりますよ☺
有料素材サイトは無料版と何が違う？素材の違いや選ぶメリット等を解説！
ライツマネージドとは？Q＆Aで疑問を解決！
ライツマネージドのギモン①「どんなことに使用できる？」
ライツマネージドの素材は、どんなことに使えるの？
使用したい用途や期間、地域などをあらかじめ申請して、使用許可がもらえたら使えます。
ライツマネージドの素材は、まず使用前に申請が必要となります。
なぜかというと、その素材はすでに、他者が独占使用しているかもしれないからです。申請して、もし他者が独占使用中の場合は、使用することができません。また、申請内容によっては許可が下りない場合もあります。
申請が通ってやっと、素材を使用することができますが、もし申請した用途や期間以外に無断で使うと、ペナルティーの罰金が課せられることもあります😭
申請は、使用1回ごとに必要で、使用料もその都度かかります。
そのため、「レンタル作品」というイメージでとらえると良いかもしれません。
ライツマネージドのギモン②「値段はいくらなの？高額になる？」
ライツマネージドの素材には値段の表示がないけど、いくらなの？RFより高額？
値段は固定ではないので、見積りを行って決めます。
料金は、使用媒体やサイズ、使用期間、地域などによって変わり、基本的に見積りを行ってきめます。
ライツマネージドの素材は、ロイヤリティフリーよりも希少価値の高い作品であったり著名作家の作品であることが多いため、ロイヤリティフリー(RF)の作品よりも高額になります。
また、素材を独占利用できる分、長期間の使用や、全世界で使用する場合には、その分高額になります。
ライツマネージドのギモン③「メリットとは？」
なんだか手続きとか面倒そうだけど、ライツマネージドのメリットって？
競合他社とのバッティングを防げたり、独占使用ができますよ。
ライツマネージドの場合、他のフリー素材と違って、素材ごとに使用権の管理がされているため、使用履歴（使用者、業種、期間、媒体、地域など）を確認することができます。
そのため、競合他社とのバッティングを防ぐことができる、というメリットがあります。
また、一定期間、素材を独占的に使用することもできます。
ライツマネージドのギモン④「どんな素材があるの？」
使用権を管理されるほどの素材って、どんなすごい素材なの？
著名な写真家の作品や、美術品、世界遺産の空撮など、希少で高品質で独自性の高い素材がありますよ！
素材の種類は、写真・イラスト・動画・音楽まで幅広く提供されていて、例えば次のようなものがあります。
- 報道・教育向けの作品（元号発表時の写真、科学実験写真など）
- 著名人のポートレイト（女優、アーティスト、スポーツ選手など）
- 美術館や博物館の美術品（モナリザ、風神雷神図など）
- 世界遺産や観光名所などの作品（グレートバリアリーフの空撮、白川郷など）
- 著名な写真家やイラストレーターの作品
上記のような作品が、オンラインで使用申請＆レンタル購入できるというのは、高額で利用範囲の縛りはあるものの、カメラ等の技術や作家等との人脈をもたない個人や団体としては、たいへん便利でありがたいシステムだと思います。
まとめ
ライツマネージドの形式は、提供者によって素材を使う権利が管理されているんだ、と覚えておくと良いかと思います。
これを利用するのは、多くはプロのデザイナーや、マスコミ、メディア関係者です。プロユース以外では、ロイヤリティフリー（RF）の素材か、お金のかからないフリー素材で十分だと思います。
しかし、せっかくなので、RM素材を提供しているサービスを２つ紹介しますね。よかったら「RM」で検索して、どんなものなのか確かめてみてください👀
さいごに
ストックフォトサービスの利用を考えている方は、RFとRMの２つは基本用語として知っておくべきだと思います！
▽ ストックフォトサービスの契約を考えている方は、こちらの記事も参考になさってみてください。
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この記事で使用した素材
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