突然ですが、あなたはデザインにどんなイメージをもっていますか?
- よく分からないけれど、おしゃれでかっこいいモノ?
- モノの見栄えが良くなるように、見た目を整えること?
- デザインは芸術だ!
- 専門知識や美的センスが無いと難しそう。。
こんな感じでしょうか?!
デザインの意味をいろんな人に知ってもらいたい、と思い、今回は『デザインってなんだろう?』というテーマで書いていきたいと思います。
この記事を読んだ後に、少しでもデザインに興味を持ってもらえたら嬉しいです😊
デザインってなんだろう?
デザインをしている人の多くは、デザインを「問題解決」することだと言っています。
もっというと、デザインすることは、「思いを実現するための方法を考え、実行すること」だと思っています。
ん~…これでは抽象的ですね。もっとわかりやすいように、日常生活を例に考えていきましょう!
デザインを日常生活に例えると…
たとえば、想像してみてください。
今夜は自分以外みんな、家に居ない日です。どこか出張やら、旅行やらで、留守だとしましょう!
一人で過ごせる静かな夜…
あなたは少し疲れていたので、今夜はゆっくり家で映画を観て過ごそう😊と考えました。
そして、下記の計画を立てます。
- 帰りに、近くのお店でDVDをレンタルしよう
- 明日は休みだし、映画を観ながら食べられる夕ごはんと、お酒も買おう
- テレビの真正面に向くように、ソファの向きをずらしとこ
- 映画に集中したいし、部屋の明かりは薄暗くしよう
- 寝落ちするかもしれないから、事前にお風呂に入っておくか!
- 映画を観る前にトイレに行っておかないとね~
あなたはこれらの計画を1つずつ行い、すべて問題なくやり遂げました。
そうして、思い描いていた素敵な夜を過ごすことができましたとさ。
めでたしめでたし✨
さて、この例えでピンときていただけたでしょうか…?
なんでもない日常の行動に思えますが、実はこれもデザインのひとつで、「一人で過ごす夜のデザイン」と表現できます。
最初に、デザインとは「思いを実現するための方法を考え、実行すること」と説明しましたが、この例では、
- 「思い」…素敵な夜を過ごしたい
- 「実現するための方法を考える」…DVDを借りる・ソファの向きをずらす・お風呂に入っておく等
- 「実行する」…計画を1つ1つ実行
というように当てはめられます!
別の例を挙げると…
- 冷蔵庫の残りものを使って、家族が喜ぶ夕食を作る
- 目が大きく見えるメイク法を編み出す
- サルが木の棒を使って樹の中の虫を捕る
これらもすべて、デザイン活動です!
そして、このデザイン行為によってつくられた成果物のことも、デザインと呼びます。
例えば、「その服、個性的なデザインだね。」と言ったりしますね。
見た目を良くすることだけがデザインじゃない。
さて、冒頭の質問で、デザインのイメージについてお聞きしましたが、「デザイン=見た目を良くすること」とイメージした方もいるのではないでしょうか?
デザインとは「思いを実現するための方法を考え、実行すること」でしたね!
方法は、その思いによって、さまざまです。
先ほど出てきた個性的な服が、もしも「灼熱の大気や酸素の全く無い空間でも、人間が動き回って作業できるモノがほしい!」という動機(思い)のもとに作られていたとしたら、「実現するための方法」はどうなるでしょうか。
もし見た目にこだわったとしたら、出来上がった成果物はかっこ良くて注目を浴びるかもしれません。
しかし、いざ着てみたら熱に耐えきれず服は溶け、人は呼吸ができず死んでしまうかもしれません。
見た目がどんなに素晴らしかったとしても、思いを実現できなければ意味がありません。
それがどんなに好みであっても、です。
どんなに見た目の素晴らしい名刺でも、成約につながらなければ全くの無意味です。ただの自己満足です。
デザインは見た目だけじゃない、ということを理解していただけたら嬉しいです!
人はみな、デザイナー!
上の例で説明したように、私たちは自らの本能によって、意識せずとも日々デザインを行い、より良い生活を作り上げています!
そう考えると、私たちはみんな「日常生活のデザイナー」と呼べますね✨
デザインするのに、必ずしもセンスや絵のスキルが必要というわけでは無いということです。
あればなお良しですが、日常生活をデザインする方法を身に着けた時と同じように、
- 人から教わる
- 他の人のデザインを観察する
- 何度もやってみる
このような経験を通して、だんだんとできるようになっていきます!
臆せず難しがらず、デザインの世界に飛び込んでみませんか?
さいごに
この記事から、なんとなくでもデザインの意味がわかっていただけたら幸いです。
デザインに興味がわいてきた!という方は、「デザイン・意味」なんかで検索して、より詳しい意味を調べてみてください!
これからデザインを勉強する人にお勧めの映画-パワーズオブテン
おすすめ参考文献
例え話や考え方は、こちらの本を参考にしています。
使い勝手のデザイン学
ユニークで印象に残る例えで書かれていて、高校生の私をデザインの世界の入口へ連れて行ってくれました。
授業を聞かずにこの本を読んでいたので、定規で頭を叩かれた思い出があります。笑
特に、プロダクトデザインに興味をお持ちの方に。
日本のデザイン-美意識がつくる未来
まえがきに、著者の「デザインとは何か?」の考え方が書かれています。(まえがき以外にも書かれています!)
本のタイトルからは、デザインの知識がある人向けで難易度高めな印象ですが、そんなことはなく、初心者にこそ読んでほしい内容です。
「シンプルとは?」や「豊かさ(幸福観)」について興味がある方にも◎
考えなしの行動?
私たちが日常の中で、無意識(考えなし)にデザインを行っていることに気づかせられる人間観察の写真集です。
写真1つ1つには簡単な説明が添えられています。
訳者まえがきに、日本人のデザインに対する意味の誤解についても述べられています。
デザインってなんだろう?の答えを感じてもらえると思います。
この記事で使った素材
- アイキャッチ画像:Photo by Edho Pratama on Unsplash
- 記事内の画像
- Photo by Roberto Nickson (@g) on Unsplash
- Photo by NASA on Unsplash
- 挿絵:unDraw
※素材を使用する際は、素材配布サイトの利用規約をよく読み、ルールを守って使用しましょう!
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